おひとりさまの地図

シンプルな暮らしと考えたを追求したい。それと、エイブラハム流「引き寄せの法則」を研究中です。

わたしの愛すべき隣人達

 引き寄せの法則を知るずっと以前、私は、他人にも自分にも厳しかった。


 時間や約束を守らない人、することが全て途中で終わっているような怠惰な人や、惨敗するであろう結果が明らかなのにそのまま進む人(わざわざ自分から問題を作っているのではと思える方です)を見ると、厳しく批判の目を向け、心の中で怒りを爆発させていたのです。

 どうして、そのような行動にでるのか、いったい彼(彼女)らの動機は何なのか、ちょっと注意すれば防げるのにどうしてか? そのような方を見つけては、どこがどう非難にあたいするのか、説明できるように分析してました。

 そうすると、引き寄せの法則から、非難や怒りの感情が増幅し、さらなる怒りを引き寄せていたのです。

 そして、そのような(私からみた)正義を理由に、自分の行動までも厳しく制限していたので、堅苦しく息苦しい考えの持ち主でした。このような性格は、他人だけでなく、自分自身も疲れさせるのです。よく、「きちんとしているね。」と言われてました。半分は、褒め言葉ではなかったのかもしれません。

 

 でも、引き寄せの法則を知り、考え方がかわりました。よ~く観察すると、怠惰な方であっても(全員ではないですが)周りに愛され、スルスルと世間を泳いでいく人もいるのです。

 あの有名な「どらえもん」に出てくる「のびた君」のような人です。よくいえば、ゆる~とおっとりしていて失敗も多いけど、けっして他人を批判したり攻撃に出たりすることはないのです。そんな、おっとり君でも許される世の中なのだから、私も頑張らなくてもいいのではと思えてきたのです。

 そうなると、おっとり君(ちゃん)は、私に向かって、ちょっとペース落として生きようよ!という指標になってくれます。私を励ましてくれる存在となったのです。おっとり君なので、多少迷惑は被りますけど。
 それからは、おっとり君達は、わたしの愛すべき隣人に変化したのです。以前のように、いちいち腹を立てません。

 

 引き寄せの法則からしても、他人の良い面だけを見ることが勧められてます。批判すべき点を見つけ意識を集中させると、他人の悪い部分は拡大していきます。逆に、好ましい点に集中できれは、その方はよき人(無害な方)であるのです。
 始めは難しいのですが、他人の場合は、付き合いの距離を調整して、良い面だけが見られるようにバランスよく付き合います。私から見てモラルに反するような行動をする人でも、その人には好きに生きる自由があると思い、そっと離れます。

 

 私の怒りを爆発させる怠惰な彼は、見方を変えれば、私を安心させてくれるおっとり君だったのです。わたしの愛すべき隣人達に、ちょっと救われました。