おひとりさまの地図

シンプルな暮らしと考えたを追求したい。それと、エイブラハム流「引き寄せの法則」を研究中です。

ベーシックインカムと未来の働き方

私は、特に経済学や政策学を専門に学んでいませんが、ベーシックインカムという制度を頻繁に目にするようになりました。それと、バシャールが、将来の働き方は個人個人が能力を活かせる働き方にシフトするということを言っていたように思います。
(※バシャールは、ダリルアンカ氏がチャンネリングをする宇宙人(?)です。)
なので、ベーシックインカムを知ったときは、バシャールの言っていた未来が近づいているのかもと思ったしだいです。以下、事実を簡単にまとめます。

 

ベーシックインカム基本所得)とは、社会保障のアイデアのことです。その内容は、基本的な生活を成り立たせるためのお金を、政府が無条件で全国民に給付するというものです。無条件なので、高所得でも資産が莫大でも給付がされます。

 

このアイデアの最大の問題は、財源の確保です。現在の日本で試算すると、仮に、一人当たり月10万円を給付するとした場合(人口を約1億2千万人)、総額144兆円になります。日本の2016年の社会保障給付費(年金、医療、介護、福祉などの社会保障費の総額)の予算額は約118兆円なので、かなり不足しています。また、この試算では、病院での窓口負担が100%となっていまいます。さらに、反対意見では、労働意欲がなくなることや働きたくても働けなくなるなどが上げられています。

 

これに対し、ベーシックインカムのアイデアを支持する側の最大の理由は、労働からの解放です。その結果、人々は自分や社会にとって意味ある仕事だけをすることができるようになる。というものです。その他に、貧困を乗り越えられる可能性があることも賛成意見として挙げられます。

 

このベーシックインカムというアイデアは、私のような一般市民にも伝わってくるようになったのですが、世界はもっと進んでいます。

 

スイスでは、2016年6月には、ベーシックインカム導入の可否を問う国民投票が行われています。結果は、反対76.9%で否決されています。国民投票が行われたベーシックインカム法案は、スイスの成人の全居住者に対して1カ月約28万円の最低所得を保障しようというもので、仮に住民が既に1カ月28万円以上の所得がある場合には、ベーシックインカムは支給されないことになり、また、既に28万円に満たない所得がある場合には、その額だけ減額支給されることになるというものです。スイスでは、無条件の支給とはなっていません。なお、同時に国民投票が行われたものは、難民制度改革法(可決)、公共サービス拡充法案(否決)、道路渋滞緩和のための財源確保法案(否決)、遺伝子検査の試験導入法(可決)です。


さらに、フィンランドでは、2017年1月から2年間の期限付きで、実証実験が始められています。実験では、全国の25歳から58歳の失業者を対象に無作為で2000人を選び出し、毎月約7万円を支給するというものです。失業や貧困の問題をどう解消するのかという点について実験がされています。


ここから、私の空想です。
ベーシックインカムの制度は、もう実現間近なのでしょうか、ドキドキします。
スイスでは、無条件の給付ではなく、所得のある人は無支給だったり減額されるという内容になっているので、所得のある人は当然に反対するでしょう。現実的に、給付には所得制限があるのは仕方がないかなと思います。

そこは忘れて、ベーシックインカムの最大のメリットである「労働からの解放」は、素晴らしい効果のように感じます。反対意見の労働意欲がなくなるについては、仮に、日本で月15万円が支給されるとしたら、地方都市では支給額だけで生活していくことが可能です。それでも、他にも欲しいものがあるし、(搾取される労働ではない)仕事は精神的満足のためにも必要だと思うので、私ならなんらかの仕事をすることを選びます。

経済的困窮から「労働」をする場合と、自己の満足のためにもする「仕事」では、同じ仕事をすることでも全く意味が異なると思います。ベーシックインカムにより、やはり「労働」からの解放されると思います。

ひとつだけ疑問が残る点は、社会に必要な仕事でも人気のない仕事(重労働や危険だったりするもの)はどうなってしまうのかということです。これは、ロボットが解決してくれるといいのですが。

 

とりとめのないお話でした。なんだか、長文になってしましました。